〜LOVE GAME〜
「私ばっかりが洸に助けられてるなんて…やだよ…
私だって洸の役にたちたいよ…
お願いだから私を頼ってよ。」
そして、ようやく洸は顔をあげてくれた。
「あぁ。紗南になら言える気がする。聞いてくれるか?」
「もちろん!」
そうして、洸は過去を話し出した。
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「俺が、中学2年のとき、親父とお袋は死んだ。さっきも言ったとおり自殺だった。俺が学校から帰ると、リビングで首を吊って死んでた。
その日の朝は、親父もお袋もいつも通りだったんだよ。
それで、いつもは言わないような言葉をいってきたんだ。
あんたのせいでどれだけ苦労したと思ってるんだみたいな言葉を。
急にどうしたんだ?と思いながら、俺は学校に向かった。
家に着くと、手紙と一つのの通帳が置いてあった。