不器用な彼女の恋愛事情
「ここ、出来てないわよ」




書類の端を指先で叩いて、指摘する。




先月、入ってきたばかりの新人くんは、その鋭い目によって、




今にも泣かされそうだった。




「前にも言ったじゃない……、やり直して」




ふぅっと、ため息をつく。人差し指と中指で眉間をつまむように押さえた。




未空はこれを癖でよくしてしまう。




それも、社員から恐れられる存在の一因となっていた。
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