*生徒会の君と甘い文化祭*



悠斗サイド




「んじゃね。・・・悠斗」




一瞬だけ寂しそうな顔をして颯爽と去っていく初。




俺はその場所にただ呆然と立っていた。




あんな顔した初は初めて見た。



今まで楽しそうに笑ってた初は全部嘘だったのか?




俺だけに見せたあの弱みも照れた顔もあいつにとっては特別じゃなかったのか?




聞きたいことは山ほどあるのに初の去っていく姿を呆然と見てることしかできない。

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