*生徒会の君と甘い文化祭*
「うん、分かった!明日の午後でしょ?
用事ないしやるよ!」
「ほんとに!?ありがと!!」
手を握ってぶんぶん振ってくるリーダーの女の子。
まぁ、メイドさんの格好は嫌だけどなにげにカフェはやってみたかったし。
案外、好都合かもしれない!
ー****
「んじゃ、明日はよろしくね!」
「うん!またね!」
着替えを済ませ、教室を後にする。
えっと・・・今から望先輩と合流して最終チェックしに行かないといけないんだった。
お昼休みも終わり、また校内が文化祭の準備で騒がしくなってくる。
「あっ、望先輩!」
生徒会室に向かうと小さく望先輩の姿が見えた。
あたしの声に気づいて歩くのを止めてくれる。
「江ノ沢さん、随分早いね」
「まぁ、ちょっと用事があったもんで」