*生徒会の君と甘い文化祭*



強引にあたしにビラをどしっと渡し、急いで来た道を戻ってく。




智果も大変なんだな・・・。




そう思いつつ、手元を見るとドッサリとあるビラ束。




「・・・ふぅ、やりますかっ!!」




あたしはビラを持ち配ってる子たちと並んで配り出す。




案外、ビラ配りも楽しいかも!




ー****




「んー、やっと終わったー!」




智果に渡された分のビラを配り終わり一息つく。




というか、今何時なんだろ?




「・・・・えっ、こんな時間!?」




自分の時計を見てみるとメイドカフェの約束時間ギリギリ。




あたしは慌ててメイドカフェまで走り出す。




やっば!遅れたりしたら叱られちゃうよー。




「・・・ごめーん!遅刻した!」




隣の空き部屋に入り急いで着替え始める。



「そんなに急がなくて大丈夫だよ?あたしたちも今来たとこだし」




着替えながらニコッと笑うクラスの子。




「うん、ありがと。先行ってて!」


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