*生徒会の君と甘い文化祭*


「あぁ・・・せっかくのマフィンが」



急いでなかを見て見ても時すでに遅し。



マフィンはぺちゃんこになっていて、全く美味しそうな見た目じゃなくなってしまった。



「はぁー、どうしよ・・・」



こんなじゃ、食べてもらえないよ・・・。



じわっと涙が目に浮かぶ。



「それって、俺に作ってきたのか?」



「へっ?」



上から届いた声に顔を上げると優しい顔でこっちを見ていた。



「うん・・・でもグチャグチャで食べれない・・・よ」

< 50 / 281 >

この作品をシェア

pagetop