*生徒会の君と甘い文化祭*
「あぁ・・・せっかくのマフィンが」
急いでなかを見て見ても時すでに遅し。
マフィンはぺちゃんこになっていて、全く美味しそうな見た目じゃなくなってしまった。
「はぁー、どうしよ・・・」
こんなじゃ、食べてもらえないよ・・・。
じわっと涙が目に浮かぶ。
「それって、俺に作ってきたのか?」
「へっ?」
上から届いた声に顔を上げると優しい顔でこっちを見ていた。
「うん・・・でもグチャグチャで食べれない・・・よ」