*生徒会の君と甘い文化祭*


「・・うわっ、すごい人・・・」




男子の学校の前に来たけど校門を埋め尽くす女子女子女子のオンパレード。




そういえば悠斗と望先輩って大人気なんだっけ?




桃の言ってたこと忘れてた・・・。




どうしよ、これじゃ悠斗に会えないよ・・。



「ねぇねぇ、江ノ沢初ちゃんだよね?」




困ってた時に肩をポンっと叩かれその声に振り向く。




「初めまして、俺2年の相田徹です」




ニコッと笑いながら自己紹介してくれた徹くん。




うわっ・・・男じゃん。




あたし知らない男の人と喋るの苦手なんだよね・・・。




「こんな所に来るなんて珍しいね。誰か探してるの?」




「あ、うん。夏樹悠斗って人探してるんだけど・・・」




「そうなんだ。確か、文化祭の準備で体育館にいたはずだよ」




「そうなんだ」




どうしよ・・・。




このまま待ってたらいつになるかわかんないし、明日でもいいかな・・・。




「よかったら、案内するよ体育館まで」




「あっ、でも今日じゃなくてもいい用事だから・・・」


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