*生徒会の君と甘い文化祭*
「こんな所掃除任されちゃうなんてあたしたち運悪いね!」
「・・・・・・」
「・・・竜くん?」
あたしが何を喋ってもただ不機嫌そうに俯いてるだけ。
なんで無視するんだろ?
・・・もしかしてあたしのせい?
ーダンッ
急に視界が反転して冷たいタイルの床に背中がぴったりとくっついていた。
「竜・・・くん・・?」
竜くんはあたしの上に馬乗りになっていてしっかりとあたしの腕を掴んでる。
怖い・・・この状況・・。
あたしの目が怯えていること付いたのか竜くんはフッと笑みをこぼした。
「あー、面白いよな。初って」
「ぇっ・・・?」
「なぁ、俺の言ったこと分かってんの?」
「言った・・・こと?」
「そう。他の男としゃべるなってあれほど言ったよな」