優雅に舞う天使と花(加筆修正版:更新中)
「……!?…優雅さん?」
ダメだ!?…やめておけ!?
今、優雅さんは私にそう言った?
「…あっ、あの…優雅さん?
今、やめておけって…言いました?」
恐る恐る確認する私に
「…ああ。その通りだ…やめておけ。
あの転属異動願は舞花が思うほど
甘い話じゃない。」
優雅さんは再度提出する事を否定した。
……優雅さん……嘘でしょ?
否定されるなんて思わなかった。
動揺が走りそうになるのを抑えながら
「…あの…私、わかってます!!
優雅さんの上司の武内課長代理や
彩羽さんの藤村課長だって
転属異動願出しても
すぐに通らなかったって聞いてます!!
だから、私も覚悟を決めて
何度もチャレンジしようって…。」
しかし
「提出はダメだ。」
優雅さんは頑なに否定するばかりだった。
「…どうして…どうしてですか?
なぜそんなに否定するんですか?
なぜ提出しちゃいけないんですか?」
私…貴方の傍にいたいのに。
離れていたくないのに。
どうしてダメなの?