優雅に舞う天使と花(加筆修正版:更新中)

ねえ、優雅さん…。

私達…距離が遠過ぎたのかな?

最初からわかっていたのに

それでも好きだと言ったのは私なのに

毎月会えるのに、私の我慢が足りなかった?

友人半年、交際1年で寂しいと思うのは

重かった?


東京の空からでは見れないの。

本社のある空の下で優雅に舞う貴方の事が…。

どんなに願ってもすぐに飛んでは貰えない…。


いつも貴方が見えないから

私のココロに貴方を想う花が日々咲いても

花びらはあなたを探して

さ迷った挙げ句の果てに寂しく枯れてしまう。

貴方の傍で舞っていたいのに

私は行き場を失ってしまっている。


会いたいよ…優雅さん。

呼んだって来て貰えないとわかってる。


『玲花さんの元に行ったらいい。』

『東京で誰かと結婚する。』


昨夜、貴方に啖呵を切ったけど

本心じゃないんだよ…。

本当は玲花さんの元になんて

行って欲しくなんてない。

優雅さんのいない未来。

優雅さんじゃない人との結婚。

私はやっぱり想像出来ないよ。


昨夜からOFFのままの携帯。

バッグから出して電源を入れた途端

私は思わず目を見開いた。
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