優雅に舞う天使と花(加筆修正版:更新中)

電源OFFにしていた私の携帯。

この10数時間の間に

たくさんの不在着信とメールが入っていた。


しかも、差出人はすべて優雅さんから…。


ねえ、優雅さん…。

心配してくれたの?

本当に私を心配してくれたって

今だけ私は自惚れてもいい?


あっでも…玲花さんはどうするの?

転属異動願の事は?

なぜダメなのか理由がわからない。

まだ腹を割って話せていない。


でも…会いたいよ…嫌いになれないんだもん。

だけど……。 

優雅さんから語られる本当の答えによっては

私達の未来が大きく変わるのかもしれない。

でも、今は貴方の声がただただ聞きたい。

昨夜の啖呵は本心じゃないって事を

本当は大好きな事を言いたい

そして謝ったうえで

転属異動願がなぜダメなのか

ちゃんと会った時に聞かせて欲しいと

お願いしたい。


とにかく電話してみよう!!

私は急いで正面玄関を出て

携帯から優雅さんの番号を表示すると

迷わず発信ボタンを押した。

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