優雅に舞う天使と花(加筆修正版:更新中)
「………. 。」
私も時々そう思っていた。
玲花さんはなぜあんなに
赤羽主任と仲が良いのか…と。
憎まれ口を叩き合っているようで
楽しんでいるような
2人の会話を聞いていると
立ち入れない雰囲気を感じて
私は蚊帳の外で見ている傍観者になる。
「どうしたの?舞花ちゃん。」
私が急に無口になったのを気にしてか
彩羽さんが心配してくれた。
私はボーッとしていた事にハッと気づき
「あっ、いえ何でも…。」
そう言いかけた時
私のスマホのマナーモードが震えた。
…誰かな?
もしかすると……東京からかな?
内ポケットから取り出して
画面を見るとメールが受信されていて
送信者を見て“あっ”と思い
すぐに内容を確認してスマホをしまうと
「すいません、皆さん。
私、至急の用件がありますので
お先に出ます。」
そう言って3人に頭を下げて
トレーを持って席を立つと
返却口に戻して急いで社食を出た。