優雅に舞う天使と花(加筆修正版:更新中)
……最初は確かに怖い人だと思った。
外見も去る事ながら
口調もきつくて、仕事にも厳しくて。
でも、段々嫌だなんて思わなくなって
寧ろあの日提案が認められた時
赤羽さんが見せてくれた
初めての笑顔に胸が熱くなるの感じて
惹かれていく気持ちが止まらない…。
……好きだから、私は頑張れる。
私の為…ううん、広報課の為に
自分の仕事もありながら
指導してくれている赤羽さんの
期待に応えるのは勿論だけど
『頑張ったな』と言って欲しくて
あの笑顔がまた見たくて
広報課の社員として認められたくて
怖いなんて思う余裕なんてないくらい
私は頑張れた。
……しかし、神様は
仕事に…恋に頑張っていた私に対して
意地悪な試練を与えた……。
…それは…赤羽さんの
本社への異動と昇進だった…。
…赤羽さんの昇進は喜ばしい話なのに
私は心から喜べなかった……。