優雅に舞う天使と花(加筆修正版:更新中)
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どんなに辛くても
時間は待ってはくれない。
赤羽さんの指導や指示を受けたり
提案書、ミーティング、会議など
覚えていく事は新人ゆえに山ほどある。
でも、それと並行に
赤羽さんは異動手続き等で
2泊以上の本社出張が増えるようになり
東京にいない日が今まで以上に増えた。
会えなくなる事が現実味を帯び始め
カウントダウンが迫り
私の心の中は泣きそうで
辛くて堪らなくなった。
赤羽さんの指導を引き続き受けていたい。
赤羽さんの下で引き続き仕事したい。
『篠村』と、私を呼んで欲しい。
『良く頑張った』と褒めて欲しい。
でも、とうとう
10月も最終週に段々と近づいてきた。
そこで私はとうとう決心した。
それは……。
…赤羽さんに自分の想いを伝える為に。
『好き』だと言う本当の気持ちを…。