優雅に舞う天使と花(加筆修正版:更新中)
でも、私は
その気持ちには応える事が出来ない…。
「…ごめんなさい。
気持ちは嬉しいけど好きな人がいます。」
私は赤羽さんが好きだから…。
だから私は
石田さんに素直に謝って
丁重にお断りした。
しかし
『…ごめん。俺こそ…。
でも…素直に諦めきれない。』
と言う石田さんは
簡単に諦める、引き下がる事はなく
どうしてもと言われて
数回だけ食事を一緒にしたけど
その席でも
「…往生際が悪いけど
今も僕は篠村さんが好きだ。
僕との交際を本気で考えて貰う事は
絶対無理なのかな…?
篠村さんは
叶わぬ恋をしてるみたいだけど
僕なら悲しませないから…。
叶う恋に変えて貰えないかな?」
と、またもや告白されてしまい
叶わぬ恋としているとまで
指摘された私は
そうだとわかっていても
その片想いを望んだのは私だとしても
本当は胸が痛くて苦しかった。