優雅に舞う天使と花(加筆修正版:更新中)
昨年入社したばかりだけど
営業課の未来を担う
エース候補に入るくらいの
実力と頭角を表している石田さん。
真面目で優しくて皆からモテる
眼鏡男子の石田さん。
私は赤羽さんをもし好きでなかったら
石田さんと付き合う事を躊躇わずに
承諾していたのかもしれない。
でも私は
今はまだ好きな人を諦められないから
やっぱり交際は出来ないとお断りした。
すると
「篠村さんが好きな人は
本社に異動した赤羽さんでしょ?」
と、石田さんから突然聞かれた。
「……!!」
……どうしてその事を!?
顔をあげて目を見開いた私に
「…やっぱりね。
篠村さんを見てきて
何となくそうだと思ってたよ。」
石田さんは肩を竦めながら
切なそうな顔をして私を見た。