優雅に舞う天使と花(加筆修正版:更新中)

昨年入社したばかりだけど

営業課の未来を担う

エース候補に入るくらいの

実力と頭角を表している石田さん。


真面目で優しくて皆からモテる

眼鏡男子の石田さん。


私は赤羽さんをもし好きでなかったら

石田さんと付き合う事を躊躇わずに

承諾していたのかもしれない。



でも私は

今はまだ好きな人を諦められないから

やっぱり交際は出来ないとお断りした。


すると

「篠村さんが好きな人は
本社に異動した赤羽さんでしょ?」

と、石田さんから突然聞かれた。


「……!!」

……どうしてその事を!?

顔をあげて目を見開いた私に

「…やっぱりね。
篠村さんを見てきて
何となくそうだと思ってたよ。」

石田さんは肩を竦めながら

切なそうな顔をして私を見た。






< 48 / 142 >

この作品をシェア

pagetop