優雅に舞う天使と花(加筆修正版:更新中)
「あっ、謝らないでいいのよ!!
あくまで私の見解だからね!!
舞ちゃんは納得出来るまで
赤羽さんを想っていればいいんだよ。
ただね、私が舞ちゃんの立場なら
脈がないなら早い事ケリをつけて
赤羽さんへの想いを断ち切って
次の恋へと進むと思うだけだから…。
だって…20代を無駄にしちゃ
勿体ないからね。」
聖ちゃんはそう言って肩を竦めた。
…辛い…色んな意味で。
答えが見つからなくてなお辛い。
でも、そろそろ私も
引き際が必要なのかな…?
…赤羽さん。
ここにいないあの人を思い浮かべた。
次の本社出張は祝日の前日の28日。
大型連休も間もなくやってくる。
出張当日の夜は食事が決まってるけど
連休中もどこか一日くらい
赤羽さんに会えないだろうか…。
明るい時間帯に会ってみたい。
どこでもいいから一緒に行きたい。
デート…したいな。
だけどその為には
やっぱりもう一度想いを伝えないと
私はダメなのかもしれない…。