優雅に舞う天使と花(加筆修正版:更新中)
「……んんっ!?」

突然の出来事に私は目を見開いた。

今、私…キスされてる!?赤羽さんに…!?

これは…夢じゃない?

私の唇を塞ぐ赤羽さんの柔らかい唇の感触。

夢じゃないのを確かめて私は目を閉じた。

でもすぐに唇の間から

スルリと赤羽さんの舌が割り込まれて

素早く私の舌に絡みつく。

「…んっ。」

私の口から漏れた声に

ピクッと肩を震わせた赤羽さんは

キスをしながら自分が着ていた

スーツのジャケットを脱いで床に落とすと

もう一度私をギュッと抱き締めながら

角度を変えて何度もキスをした。

「……あっ…んんっ。」

経験した事のない激しいキスに足が震えそうになる。

私も赤羽さんのシャツをギュッと掴むと

赤羽さんはさらに抱き締め返してくれた。


どのくらいそうしていたんだろう…。

やがて重なっていた唇が離れ

私達を繋いでいた銀色の糸が

プツリと切れた。


お互いに息があがるとともに

私の顔がみるみる火照って紅くなる。


赤羽さんはそんな私を見て

目を細めながら口角をあげると

私の体を引き寄せて

さっきとは違って優しく抱き締めた。











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