優雅に舞う天使と花(加筆修正版:更新中)
「………。」

私からの告白に一瞬固まった優雅さんだったけど

やがて口元を押さえると

「恥ずかしいからジロジロ見るな!!
全く……お前には参った。」

と、少しだけ顔を紅くした。

……あっ。

初めて見るその表情に目が離せなくなる。

「…本当にお前は俺を平気で狂わせる。
俺が俺じゃなくなりそうになる…。
俺は誰も愛さないつもりだったのに。」

優雅さんはそう言って私を引き寄せると

「……舞花が大好きだ。
東京にいた時、お前に対して
散々酷い事を言って傷つけた事
本当に悪かった……許して欲しい。」

と、謝罪の言葉を込めて

もう一度優しく抱き締めてくれた。


『大好きだ。』

聞けないかと思っていた言葉が聞けて

胸が熱くなる。


「…赤…優雅さん…嬉しいです。
私は…酷い事を言われたなんて
思ってません。
だから…謝らないで下さい…。」

口を開く私の目から

涙が頬を伝い始めた時

「…なぁ…舞花。」

私の涙を拭いながら

優雅さんが再び口を開いた。
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