優雅に舞う天使と花(加筆修正版:更新中)
「……いいか?
俺は本社だし、お前は東京だ。
今、武内課長代理から
主任昇進の話を打診されてて
勿論引き受けるつもりだから
早ければ来年にも就くらしいから
あの人の片腕としてさらに忙しくなる。」
「…主任…ですか!?
赤羽……いや、優雅さん…凄いです。
おめでとうございます。」
私は再び顔をあげると
「……ああ。」
優雅さんも私に視線を合わせた。
「…それに俺は
遠距離恋愛は初めてで不器用だから
この数年は
誰とも付き合ってなかった。
正直…舞花の真っ直ぐな愛に
どう応えてやっていいか戸惑いはある。」
「……赤ば……優雅さん。」
「……でも…俺は出来る限り
時間を作って会いたいと思ってる。
連絡もちゃんとするし
遅くなっても返事は必ずするから
………舞花、それでもいいなら
俺の彼女になってくれないか?」
憧れていた、好きだった
優雅さんからの愛の告白。
一度は振られたのに
諦めずに恋を続けた努力が
今日こうして実った。