復讐~いじめ~
『ことちゃん!大丈夫?平気なの?』

『・・・・・・・・・あんた、だれ?』

夢にも思ってなかった言葉。

記憶喪失と聞かされていなかった私にとっては、両親が殺されたのと同じだった。

悲しみのどん底から這い上がれなかった自分。

涙を流す私に、琴梨は慌てる。

「で、出てってよ!!」

私は、病室を出された。

涙が止まらない。

『ことちゃあん』

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