お前だけ。






…それでもやっぱり祥ちゃんが気になって校庭を見てしまう。




「―あ…」



なんと、祥ちゃんの近くにいた京子ちゃんと目が合ってしまったのだ。



「っ」



キッと強く睨む京子ちゃん。


その目はまるで



祥平に近づくな



って言っているようだった。




―ピピー



試合の終わりの合図が鳴ると、京子ちゃんは表情をパッと明るく変えて審判のほうに集まっていった。




今のはなんだったんだろう…


私やっぱり、京子ちゃんに敵対視されてるのかな



京子ちゃんも祥ちゃんが好きなんだよね



私、京子ちゃんに勝てる気がしないよ…、
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