2人だけのラブストーリー


この傘を置いて帰ろうかな



傘をすぼめて花壇の縁の石に置いて帰ろうとしたら




「おい!御崎、ちゃんとじっとしてろよ!」



見つかってしまった



ローファーまで持ってきてもらって履き替えた



栗色の髪の毛の人は、頬をぷーっと膨らませて、さっきすぼめた傘をもう一度開いた



そして、帰るよと言われ傘に入れられていた
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