僕らの明日の話をしよう
こんな早起きしたの久しぶりだって、背伸びしながら光太が笑う。
私はぽかんとしながら、その笑顔に見入った。
信じられない。
まだ1週間なのに……
逆に光太の方から迎えに来てくれるようになるなんて。
「光太、大丈夫? ムリしてない?」
「なんで? 俺すげー絶好調だよ。
頭もすっきりしてるけど、なんか体の調子も良いんだよね」
「なら、良いんだけど……」
変化が急過ぎて、私の方がついていけなくなるなんて。
「だから綾センパイ、もう俺んち来なくていいよ」
「え……?」