僕らの明日の話をしよう

こんな早起きしたの久しぶりだって、背伸びしながら光太が笑う。

私はぽかんとしながら、その笑顔に見入った。


信じられない。


まだ1週間なのに……

逆に光太の方から迎えに来てくれるようになるなんて。




「光太、大丈夫? ムリしてない?」


「なんで? 俺すげー絶好調だよ。

頭もすっきりしてるけど、なんか体の調子も良いんだよね」


「なら、良いんだけど……」



変化が急過ぎて、私の方がついていけなくなるなんて。



「だから綾センパイ、もう俺んち来なくていいよ」


「え……?」

< 133 / 467 >

この作品をシェア

pagetop