僕らの明日の話をしよう
この伸びた鼻っぱしらを、ぽっきり折ってやらなくちゃ。
でも……どうやって?
「それに私、香水つける男の人は苦手だし」
「えー? そうなの?
じゃあ……綾センパイの好きなタイプって、どんなの?」
「好きなタイプ……?」
光太、ってここで素直に答えたら、ますます調子に乗せちゃうよね。
うーん……あ。
いま私、とても良いこと思いついたかもしれない。
「ねぇ光太! 日曜空いてるっ?」
「は? 日曜? 空いてるけど……。
いまは好きなタイプの話ししてたのに」
「うん。日曜に教えるからさ、ちょっと付き合って?」