僕らの明日の話をしよう
◆全力はかっこ悪くない
◆
次の日。
光太にまた変化があった。
光太にというか、光太が持ってる物に。
朝迎えに来てくれた光太は、いつもの通学鞄は持ってなくて、黒くてゴツいリュックを背負っていた。
「……光太。リュックにしたの?」
「え。あ、うん。
ジャージ分けて持ってくの面倒だから、全部まとめて入れれるやつにしようかなって」
「ふーん。だからパンパンなんだ?」
中学の頃に光太が使ってたリュックじゃないかな、これ。
懐かしい。
バスケ部で流行ってたブランドのやつだ。
まだ持ってたんだぁ……。
次の日。
光太にまた変化があった。
光太にというか、光太が持ってる物に。
朝迎えに来てくれた光太は、いつもの通学鞄は持ってなくて、黒くてゴツいリュックを背負っていた。
「……光太。リュックにしたの?」
「え。あ、うん。
ジャージ分けて持ってくの面倒だから、全部まとめて入れれるやつにしようかなって」
「ふーん。だからパンパンなんだ?」
中学の頃に光太が使ってたリュックじゃないかな、これ。
懐かしい。
バスケ部で流行ってたブランドのやつだ。
まだ持ってたんだぁ……。