僕らの明日の話をしよう

少しは食べてるし、栄養面はお母さんが考えてくれてるから大丈夫だけど……。



「もうすぐ体育祭あるし。気をつけてよ?」


「はーい。まさか光太に心配される日が来るなんてね」


「あ。綾センパイばかにしてんでしょ」



ふふ。

お腹が減らないの、幸せ過ぎるせいでもあるのかもしれない。

なんてことを考えた。


でも、ちょっと本気でそう思う。

毎日私、笑ってるから。



忍くん。

私ちゃんと笑ってるよ。


毎日が楽しいよ。

隣りに光太がいるから。


だから、心配しないでね。



< 183 / 467 >

この作品をシェア

pagetop