僕らの明日の話をしよう
少しは食べてるし、栄養面はお母さんが考えてくれてるから大丈夫だけど……。
「もうすぐ体育祭あるし。気をつけてよ?」
「はーい。まさか光太に心配される日が来るなんてね」
「あ。綾センパイばかにしてんでしょ」
ふふ。
お腹が減らないの、幸せ過ぎるせいでもあるのかもしれない。
なんてことを考えた。
でも、ちょっと本気でそう思う。
毎日私、笑ってるから。
忍くん。
私ちゃんと笑ってるよ。
毎日が楽しいよ。
隣りに光太がいるから。
だから、心配しないでね。