僕らの明日の話をしよう

降り注ぐキスの合間に、浴衣の帯をほどかれて。

緊張と少しの不安で胸が張り裂けそうだったけど、同時にとてもほっとした。


光太に抱いてもらえることに、心底ほっとした。

光太が私の中に入ってきて、ぴたりとひとつになった時。


泣きそうだ。


そう思ったけど、
涙が流れるより先に、上からぽたりと熱い雫が頬に落ちてきた。



「光太……」



泣いていた。


顔をくしゃくしゃにして。

泣きながら私の背をかき抱いて、ごめんと光太が謝る。



「ごめん、ほんと。
泣くとか、かっこ悪いけど……」



すんと鼻を鳴らしながら。

私の肩に口づける。