秘め事ジレンマ[完]
秘め事①



「ん、やあ…不破くっ…!」



放課後の図書室。

風でふわりとカーテンが舞う。

その陰に隠れるように、早乙女嘉耶は体を本棚に押し付けられていた。



「不破くん、や、やめて…」

「あの写真、バラされても良いのか…?」



不破の手が、嘉耶の肌を這う様に滑る。

嘉耶は体を襲う刺激に必死に耐える。



「んんっ…」



嘉耶は口を塞がれ、何も言えなくなった。


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