秘め事ジレンマ[完]



次の日の放課後、嘉耶が学校の廊下を歩いていると、氷室に会った。



「早乙女さん、今からカウンター当番?」

「あ、うん…」

「不破とは上手くやれてる?あいつ、口には出さないけど、早乙女さんの事凄く気に入ってるよ」

「え…?」


氷室の言葉に嘉耶は固まる。



「不破君が…?嘘…」

「嘘じゃないよ。不破とは中学からの付き合いなんだ。見てれば分かる」


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