甘い蜜



「あ、ありがとぅ…」



お礼を言うのが恥ずかしくなって語尾が小さくなる。

陽祐、聞こえたかな…?



「ん…」



少し(というか大分)無愛想な返事が帰ってきた。


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「このハムスターの名前陽祐にしようかしら…」



主任から頂いたハムスターなうちの一匹を手に取り頬をつつく。



「何でソイツに俺の名前をつけるんだよ!?」

「何か憎たらしい顔が似てて…あ…」



慌てて口を押さえるも時すでに遅し。



「要サン…
 コイツがマッサージして欲しいそうです…」

「陽祐!?」

「オッケーでも琉依がやりたいって言ってたから…」



そう言うと「琉依!」と言い琉依を呼んだ。



「はい、茉希さんの肩揉んであげて?
 俺は…」



私な右足を持ち上げ…



「足でもマッサージしているから」

「え!?
 っちょっと先輩?!」



要はこれでもか、というぐらいにまで足を上げてきた。



「先輩!!
 あの、スカートの中が…見えてしまいます…///」
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