狼たちはある女の子に夢中です
「朝から叫んでんじゃねぇぞ!!!
俺が朝低血圧なの知ってんだろうが!!!!」
「はぁっ!?
柊にぃだって叫んでんじゃねえかよ!!!」
「俺はいいんだよ!!
地球は俺と美愛を基準にまわってんだ!!!」
「意味わかんねえよ!!」
『……捺にぃと柊にぃ…ケンカしてる……?』
もしケンカしてるなら…仲の悪い兄弟ってこと…?
そんなのやだぁ…………
「「しっ、してないぞ!?
俺らちょー仲良し兄弟だから!!!」」←
『…………ホント…?』
「ホントだよ!!
なっ!?」
「おっ、おう!!」
『…………………良かったぁ~』
なーんだ!
やっぱり捺にぃと柊にぃは仲良しだったんだね!!
「ほら!とりあえず下行こうぜ!
早く朝飯食わなきゃ遅刻する!!」
『うんっ!』