命をかけて護ります…


「それで、ハァハァハァ そのまま ゴホッされたん
です。」













「満足した男は、ハァハァハァそのまま居なくなりましたゴホッ」










「二時間くらいして、雨降ってきて、雷
も鳴り出して...









どうしていいのかわからなくて、








お母さんに電話かけても出なくて、お
父さんも出なくて、美兄も優兄も幸兄
もみんなでなくて、一人で頑張って、


そしたら、優兄が来て...助けてくれて







それから、雷がなる度に思い出すんで
す...」











はぁ...







疲れた...







「辛かったな...」











どうして...









「泣いてるの...?」








初めて見た...





男の人が泣いてるの...







でも、私の話を聞いて泣いてくれた人、豪と立希さんだけだ...







「辛かったな...


よく一人で頑張ったな...」
















「苦しかった...」








本当に苦しかった...








「いままで、一人で葛藤して、一人で悩
んで...よく頑張ったよ...








だから、もう...










頑張らなくていいぞ。






俺の前では弱音はいたって、大声で泣
いたって、怒鳴ったって、感情剥き出し
にしても、俺が受け止めてやる。」

< 60 / 88 >

この作品をシェア

pagetop