Cafe
君の声
白塗りの壁が印象的で、たくさんの種類のコーヒーが自慢のカフェ。少し高めの値段設定だけど、住宅街であることと、大学が近くにあるため、ランチタイムは平日でも賑わっている。そこから徒歩5分で着いてしまう位置に私の家はある。もちろんマスターとは、家族ぐるみで仲がいいため、私はそこの常連さんだ。
「ねぇ、さーちゃん。アルバイトしない?」
いつも通り、放課後端の席を確保し、読書をしていた私に、マスターはそう言ってきた。私はもちろん即答で”YES”と答えた。
「ねぇ、さーちゃん。アルバイトしない?」
いつも通り、放課後端の席を確保し、読書をしていた私に、マスターはそう言ってきた。私はもちろん即答で”YES”と答えた。