秘密の歌は俺へのエール
「世界中でかなり有名だぜ?」

「世界!?」


悲鳴にも聞こえる俺の声は恥ずかしいほどに教室に響く。
日向が軽く耳を押さえる。


「あ、わりぃ。でも世界って…」

「デビューしてそんなに経ってないけど歌声がなんせいいもんだから、もう広がる広がる。」

「同い年っていうのも驚きなんだけど…」

「そうだよな~でも俺はファンだぜっ」


親指をたてて俺につきだす。


「へぇ、じゃ俺も聞いてみよっかな。」

「絶対聞いたら惚れるから!」


日向がここまで言うのも珍しいし聞いてみよ。


ー夏日sideー

「へくちっ!」

「風邪?はい、ちーん。(笑」


ティッシュで私の鼻をつまむ七美。


「私は何才児ですかー?」


私は頬を膨らませた。


「ごめんごめん。つい可愛かったもんだから~」



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