秘密の歌は俺へのエール
「もうっ!」
「あ。」
七美が教室のドアに目を向ける。
星都が立っていた。
まぁそれとともに女子の黄色い声も上がっているわけなのだが。
「いってらっしゃ~い。」
「う、うん。」
そのまま教室を後にする。
星都と屋上へ来た。
「どしたの?」
「いや、たいしたことじゃないんだけど、夏日さ、雨音っていう歌手知ってるかなぁって思って。」
え?今何と?
「だ、誰それ。はは初めて聞く歌手だな~」
おいこら私、普段の演技はどうした!
「顔、ひきつってるけど。」
「いや、これはちょっと…」
「知ってるんだ?」
星都には言ってもいいかなっていう思いが浮かんでしまう。
ダメダメ!まだダメ。だから今はひとつだけ隠させてね。
「はい、知ってます。」
「やっぱり。」
「でも、たいした歌手じゃないよ。だからもしその歌手の曲聞こうとしてるならこっち聞いたほうがいいと思う!」
私は持っていたお気に入りのCDを星都の頭の上に乗せてその場を去る。
「あ。」
七美が教室のドアに目を向ける。
星都が立っていた。
まぁそれとともに女子の黄色い声も上がっているわけなのだが。
「いってらっしゃ~い。」
「う、うん。」
そのまま教室を後にする。
星都と屋上へ来た。
「どしたの?」
「いや、たいしたことじゃないんだけど、夏日さ、雨音っていう歌手知ってるかなぁって思って。」
え?今何と?
「だ、誰それ。はは初めて聞く歌手だな~」
おいこら私、普段の演技はどうした!
「顔、ひきつってるけど。」
「いや、これはちょっと…」
「知ってるんだ?」
星都には言ってもいいかなっていう思いが浮かんでしまう。
ダメダメ!まだダメ。だから今はひとつだけ隠させてね。
「はい、知ってます。」
「やっぱり。」
「でも、たいした歌手じゃないよ。だからもしその歌手の曲聞こうとしてるならこっち聞いたほうがいいと思う!」
私は持っていたお気に入りのCDを星都の頭の上に乗せてその場を去る。