秘密の歌は俺へのエール
君も天然
ー星都sideー
頭の上に乗せられたCDを手に取って眺めた。
夏日は隠してる。雨音の曲を聞かれたくない理由を。
だが俺に深入りする権利はどこにもない。
夏日は今日練習を見に来てない。
「きゃー!緒方く~ん!」
女子の先輩の声や同級生の声が聞こえる。
俺が野球部に入ってからずっとなぜか俺のなまえを呼ぶ。
「緒方、お前ほんとモテるなー」
主将の高木先輩だ。
「え?俺ってモテてるんすか?」
「なぁお前って天然?あれどう聞いてもお前の名前だろ?」
「俺全然天然じゃないっす。みんな呼ぶ人間違ってますよ絶対。」
俺がモテてたら天と地がひっくり返る。
「緒方ってそういうとこマジで罪だと俺は思う。」
急に現れた谷川先輩が俺の肩に片手を置く。
「じゃあ自分のかっこ良さを理解してない先輩はもっと罪ですね。」
先輩はかっこいい。普段は結構おちゃらけてるけどバットにぎると目付きが変わる。
頭の上に乗せられたCDを手に取って眺めた。
夏日は隠してる。雨音の曲を聞かれたくない理由を。
だが俺に深入りする権利はどこにもない。
夏日は今日練習を見に来てない。
「きゃー!緒方く~ん!」
女子の先輩の声や同級生の声が聞こえる。
俺が野球部に入ってからずっとなぜか俺のなまえを呼ぶ。
「緒方、お前ほんとモテるなー」
主将の高木先輩だ。
「え?俺ってモテてるんすか?」
「なぁお前って天然?あれどう聞いてもお前の名前だろ?」
「俺全然天然じゃないっす。みんな呼ぶ人間違ってますよ絶対。」
俺がモテてたら天と地がひっくり返る。
「緒方ってそういうとこマジで罪だと俺は思う。」
急に現れた谷川先輩が俺の肩に片手を置く。
「じゃあ自分のかっこ良さを理解してない先輩はもっと罪ですね。」
先輩はかっこいい。普段は結構おちゃらけてるけどバットにぎると目付きが変わる。