秘密の歌は俺へのエール
ー谷川sideー
俺は谷川 透(たにかわ とおる)。
野球部3年。
俺には好きな女子がいる。
1つ年下で、艶やかな黒髪が特徴的ないわゆる美少女。
彼女は俺から遠く、届かないとこにいた。
だから自分の中だけで押さえている。
一目惚れだった。
入学式の日、何気なく見た彼女の笑顔に鼓動が急にうるさくなった。
この日から俺の片思いが始まった。
演技がうまくて、優しくて、頭が良くて、運動神経が良くて…輝いていた。
当然注目の的で、でも彼女は天然なのか全く気づいていない。
そんな中突然、ある日から野球部の練習を見に来るようになった。
でも、当たり前のように彼女の瞳に俺が映ることはできなくて…
俺がただ一方的に見つめるだけ。
それでも良いと思った。
けど、今日彼女と話してそんな思いもあっけなく消え去る。
熱があった緒方に帰るように言ったはいいがフラつき加減が危なかったから、心配になって行ってみると案の定、廊下で倒れていた。
あの野郎…
緒方のそばに誰か…っ!?
ダメだダメだ、平常心!!
「こりゃ来て正解だったな。」
「えっと…」
「とりあえず緒方を保健室に運ぶわ。」
「は、はい!!」
野球部3年。
俺には好きな女子がいる。
1つ年下で、艶やかな黒髪が特徴的ないわゆる美少女。
彼女は俺から遠く、届かないとこにいた。
だから自分の中だけで押さえている。
一目惚れだった。
入学式の日、何気なく見た彼女の笑顔に鼓動が急にうるさくなった。
この日から俺の片思いが始まった。
演技がうまくて、優しくて、頭が良くて、運動神経が良くて…輝いていた。
当然注目の的で、でも彼女は天然なのか全く気づいていない。
そんな中突然、ある日から野球部の練習を見に来るようになった。
でも、当たり前のように彼女の瞳に俺が映ることはできなくて…
俺がただ一方的に見つめるだけ。
それでも良いと思った。
けど、今日彼女と話してそんな思いもあっけなく消え去る。
熱があった緒方に帰るように言ったはいいがフラつき加減が危なかったから、心配になって行ってみると案の定、廊下で倒れていた。
あの野郎…
緒方のそばに誰か…っ!?
ダメだダメだ、平常心!!
「こりゃ来て正解だったな。」
「えっと…」
「とりあえず緒方を保健室に運ぶわ。」
「は、はい!!」