秘密の歌は俺へのエール

私の一番の自信

ー星都sideー

夏日のことをもっと知りたいと思った。
友達になってよと言うと私なんかと彼女は言う。


「もっと自分に自信持てって。」

「私は自分で自信を持つより誰かに持ってもらうほうが好きかな…」


嘘のない笑顔。


「フッ…何それ。お人好し過ぎだろ。っていうか自信持ってないと演技とかできないんじゃねーの？」


「みんなを幸せに、笑顔に。時には涙も。色んな人を演じることは色んな境遇を演じること。
それを見た人が少しでも自信を持ってくれれば
、それが私の一番の自信。」


そう言う夏日の目はとても輝いていた。
誰にでも言える言葉じゃない。


「ちゃんと自信持ってるじゃん。」


ー夏日sideー
私、今日初めて話す人に自分でもびっくりするくらいストレートに話してる。
なんか、何でも話せてしまうオーラがあるというか…


「ちゃんと自信持ってるじゃん。」


爽やかな笑顔。あ、これに何人もの女子がやられてるんだ。
でも、私も知りたいな星都のこと。