秘密の歌は俺へのエール
「まぁね~今度は星都のこと教えてよ。」

「じゃあ友達になってくれる?」

「いいよ。というよりなって欲しい、かな?」


冗談混じりに言いながら、私の頭をくしゃくしゃと撫でる。


「俺は野球部でピッチャーやってる。今年の夏、甲子園での全国制覇を夢見る根っからの野球バカだよ。」

「バカじゃないよ?かっこいいじゃん!」

「ありがと。そんなこと言われたの初めてなんですけど(笑」


私、ほんとのこと言っただけなんだけどな…
星都は私の頭の上の?が見えたらしく、


「天然だな、夏日って。」

「よく言われるけど、全然天然なんかじゃないと思うよ?」

「そういうとこが天然って言うんだよ!」


そうやってあれこれ話した後、私達は屋上を後にする。


放課後。


「あれ?なんだろ。」


掃除当番を終え机に荷物を取りにいくと小さい紙が置いてあった。
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