秘密の歌は俺へのエール
【これ俺のメアド。****@ezweb.ne.jp
夏日がよかったら連絡して~】


星都だ。帰ったらメールしよ♪


「何かいいことあったのかな?」

「わっ七美!?」

「それは…まさか王子から?」


王子?あぁ、星都のことか(笑


「そうなるのかな?」

「ずるいぞ、このヤロー。」


七美からのグリグリをくらう。


「今日、夏日は部活あるの?無いなら一緒に帰ろ~」

「無いからいいよ~」


そう言って七美と一緒に学校を出る。


「でもさ、私なんかがほんとにいいのかな?」

「何が?」

「えっと、ほら星都の友達になっちゃって…」


すると両頬をつままれた。


「そんだけ可愛くて天然で性格よくて成績も言うことなしのあんたが何を不安に思うことがあるの?大丈夫だって、夏日が相手なら誰も文句は言わないから(笑」

「別にそんなんじゃなくて…そんなこと言ったら七美だって私より可愛いし頭いいし性格だって私なんかよりずっといいよ!第一私、全然可愛くない。」


私なんかが可愛いかったら世界中の美女さんに失礼だよ!


「まぁ、そういうとこが夏日のいいとこでもあるんだけど。」
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