空恋 ~君が残したメッセージ~
「…何してんの?」
綺麗な顔と綺麗な髪の男の子が
口を開きそう言った。
低くも高くもない独特の声が
小屋の中で響く。
「えっと…ごめんなさい!今出ていきます!!」
私は頭を下げ
自分の荷物を持って出ようとしたが
まだその男の子は上がり中だったので
下に降りれなかった。
「いいよ、別に。ここにいても」
ニッコリとフワフワした笑顔で
私にそう安心感をもたらす。
「あ、ありがとうございます…」