空恋 ~君が残したメッセージ~






それに、と瞬は続けた。




「俺も嫌なことがあったら


よくここに来るから。


誰かがいてくれたほうが助かる」




瞬は前を見て目を細めていた。



眩しいからなのか


込み上げてくるなにかを必死に止めているのか


どっちか分からなかった。






「実祐、前見てみ」






____前⁇





私は言われたとうりに


小屋にある窓の先を見た。




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