空恋 ~君が残したメッセージ~






「実侑ちゃんだね?


初めまして。瞬の父親です。


ほら、瞬も」




夕食の時間が来て


御子柴家の皆さんがうちに来た。




瞬が目の前にいる…



いつもあの小屋で会っていたから


家で会うなんて新鮮だ。



私はそんな呑気なことを思っていた。





「初めまして。御子柴瞬です」




瞬はお父様と握手して


自己紹介をしていた。




その瞬間目が合ったので


声をかけようと口を開いた。




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