空恋 ~君が残したメッセージ~
まぁいっか…
そう思って寝ていた茜をそっと抱っこして
恵が待っている斎嶋家に向かった。
「えーっと、バーベキュー…ですか?」
斎嶋家のリビングに入れてもらうと
恵がお茶を出してくれた。
キンキンに冷えているので少し鳥肌がたった。
あー生き返る……
じゃなくて。
「そうそう!うちね毎年夏休みになると
バーベキューに行ってるんだけど
実侑ちゃん達も来ない?」
おばさんが嬉しそうに
頬に手をあてて話している。