吸血鬼に愛されて-求め愛する-
執事の心を読み取った羚櫻が
執事の方へと向き直り、
執事の頭を上げさした。
執事は羚櫻の 銀色の瞳と目があい
執事はガタガタと震え出す。
『俺が怖いか?』
執事の反応を面白がる羚櫻
「…い、…いえ」
執事は羚櫻に みられ
呼吸をするのも忘れるほど
ガタガタと震えていた
『怖がれば怖がるが良い
お前がおれを怖がろうが
どうでもいい。
俺は あの女を手に入れる』
そういった羚櫻の目をみた執事は
息を飲んだ。
なぜなら、さっきまで
銀色だった瞳は血よりも濃い
赤色に変色していたからだ。
これこそ 彼の本来の姿