吸血鬼に愛されて-求め愛する-
「…ーーどうでしたか?羚嚶様」
暗闇で包まれた部屋にいるのは
黒い瞳に赤い瞳を光らせた
この世のものとは思えない綺麗すぎる顔をした男と その男の腕の中で今だ眠っている綺麗な女。
そして 執事服を身につけた男が部屋の前でたって2人の様子をみていた。
「あぁ、極上だ」
「それはそれは よかった。
では その女が羚嚶様の…」
とシルバートと呼ばれる男は綺麗な男の腕の中にいる女をみた。
羚嚶は 不気味に笑い、
「あぁ。愛璃を俺の花嫁として迎える。
もちろん すぐに壊れやすくて捨てやすい玩具にしか、過ぎない道具だがなー…」
冷たい瞳をしながら腕の中にいる女の首筋を、愛おしそうに見つめ、愛撫を始めた。
シルバートは一礼をして部屋をでていった。