Dear…愛する貴女よ
そういえば弁当なんて何年ぶりだろう・・。
食ったことすら覚えてねーな。
・・それにしてもなんつーかわいい包みにいれてんだ・・。
高校生の男に渡す弁当だぞ・・?
なんだっけ・・これ・・ウサギの口がバッテンだ・・。
やたらとかわいいし・・。余計におかしいだろ、オレが持ってるのが。
「おーーい、啓ー」
「んだよ!」
あいかわらずクラスのヤツはニヤニヤとオレに向かって声をかけてくる。
いいかげんウザイ・・。
「おー、こわっ」
フンっ、バカにしやがって・・。
「おーー啓、飯食おーぜーー・・・って・・お前・・もう帰んのか・・?」
そそくさと帰り支度をしているオレに飯を誘ってきたヤツも少々呆れ顔だった。
「あ・・ああ」
オレはカバンを持って立ち上がった。
「またテストにでてくるよ」
「・・ああ・・」
オレは教室を出てそそくさとひと気のない場所を目指して歩き出した。
食ったことすら覚えてねーな。
・・それにしてもなんつーかわいい包みにいれてんだ・・。
高校生の男に渡す弁当だぞ・・?
なんだっけ・・これ・・ウサギの口がバッテンだ・・。
やたらとかわいいし・・。余計におかしいだろ、オレが持ってるのが。
「おーーい、啓ー」
「んだよ!」
あいかわらずクラスのヤツはニヤニヤとオレに向かって声をかけてくる。
いいかげんウザイ・・。
「おー、こわっ」
フンっ、バカにしやがって・・。
「おーー啓、飯食おーぜーー・・・って・・お前・・もう帰んのか・・?」
そそくさと帰り支度をしているオレに飯を誘ってきたヤツも少々呆れ顔だった。
「あ・・ああ」
オレはカバンを持って立ち上がった。
「またテストにでてくるよ」
「・・ああ・・」
オレは教室を出てそそくさとひと気のない場所を目指して歩き出した。