Dear…愛する貴女よ




ゆり・・ゆり・・

ありがとう・・。

オレにこの子を抱かせてくれて。


今、初めて出逢って、初めて触れたのに・・

こんなにも愛おしい・・。


そう思うと震える手に抱かれている子供のことが急に心配になり、オレは急いで看護士に預けた。


「あ、あの・・ゆりは!?」


オレは最愛の人の容態をその看護士に問いただした。


「大丈夫ですよ。しばらくしたら病室の方に移動しますからね」


心配顔のオレに柔らかく微笑んで答えてくれた。


「・・・」

よかった・・。

無事で・・。

ゆりも子供も無事で・・。


神様!!

ありがとう!!感謝します!!



・・・・
今度、神社行って賽銭奮発しとこう・・。




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