Dear…愛する貴女よ



親父から託されたゆりからの手紙。

それをみてオレは息を切らせながらこの地までやってきた・・。


手紙には確かに書いてあった。



『啓くんが好きです』



ゆりの口から、その声で聞きたくて走って走って・・



今やっと・・その愛しい声に乗せて言ってくれた・・。



好きな人と思いが通じ合うって・・こんなにも幸せなことだったんだな・・・。



オレ、初めて知ったよ・・。



















ーーーーーー

ーーーー
ーーー



「けーーーいくーーーんっっ」


「・・・なんだよ・・」


< 82 / 86 >

この作品をシェア

pagetop